【公式無料動画】半沢直樹の見逃し配信を1話からフルで全話視聴する方法｜堺雅人・キャスト・あらすじ感想

金融業界に疎い私としては勉強にもなり、一方で仕事に対する意欲や勇気をいただいた気がします。
東京セントラル証券に部長として出向した半沢直樹が東京中央銀行の証券部部長の伊佐山部長に嫌がらせを受けることから始まります。その嫌がらせに対しても様々な情報網を駆使して、立ち向かっていき買収されそうだった相手の信頼まで勝ち取り、銀行に戻ってからも、今後の仲間にしてしまいます。このあたりは半沢直樹の優れた人徳だと思いました。ドラマの中の登場人物だけでなく、視聴者の皆様も半沢直樹を応援したのではないでしょうか。最後の舞台は政治家とのお金に関する不正を暴いていくことになります。正義感を振りかざしすぎ、くびになってしまう状況まで追い込まれますが、同じ志をもった人が集まり、政治家の不正を明るみにします。このあたりのシーンも大変見どころがありました。また大和田と半沢のやりとりはどのシーンをとっても、危機迫る感じと楽しい感じが入り交じり、いままでにない楽しさを与えてくれました。大和田の「●●デス」のセリフはところどころに用いられ大変記憶に残っています。悪いことは悪いと国民にあやまり、襟を正したうえで東京中央銀行の再建に取り組む半沢直樹３が今から楽しみです。

前作も素晴らしいドラマでしたが、今回は更に俳優陣の演技が迫力を増しており、前作以上に熱いシーンがたくさん見れてとても面白いドラマでした。半沢が自分の信念を貫いて毅然とした姿勢で権力に立ち向かって最後に大逆転をする展開は前作同様で気持ち良かったのですが、それ以上に印象に残ったのは俳優陣の演技でした。特に主役の堺雅人さんと大和田役の香川照之さんは素晴らしかったです。
2人は前作から引き続いて犬猿の仲なのですが、今回は嫌い合う関係なのに、どこかでお互いを鼓舞し合って結果的に協力する場面も多くあり、それがストーリーのポイントでもありました。半沢と大和田が軽く手が触れるだけの握手をしたシーンは笑いそうになりましたが、微妙な2人の関係性を見事に表したシーンでした。
半沢の毎回の熱い言葉にはとても感動しましたし、香川照之さんのアドリブっぽい大和田の所々での特徴的なセリフも絶妙でした。他にも今回の悪役のボスであった政治家役の柄本明さんの演技も素晴らしくて、半沢を追い詰める凄みと迫力のある演技はさすがでした。最終回ではこのコロナ禍の中で沈んだ雰囲気の日本を鼓舞するようなセリフも多く見られ、見ているだけで元気をたくさん貰えた素晴らしいドラマでした。続編があれば必ず見ます。

半沢直樹2020では激昂している半沢というのが前回より多かったという印象を持っています。あんなに毎回キレてたかなと思い出しながら前回の半沢直樹も見直したくなりました。そして今回はユーモアがやたらと効いたセリフが多かったのが記憶に残りました。大和田のおしまいDeathや伊佐山の詫びろ詫びろ詫びろ等ついついそのフレーズを耳にしたときに頭によぎってしまうほどインパクトがありました。遊び心がやけに効いた半沢直樹2020だったなと感じました。個人的には渡真利の存在が結構気になりました。
前回ではそこまで半沢の為に動いてなかったような気がするしちょっと巻き込まれることに勘弁してほしいと見てとれるものがありました。しかし今回の渡真利は男気があり半沢がやる気を無くしているのを奮い立たせたりと格好よかったです。渡真利からは半沢と一蓮托生という気持ちが強く伝わってきて絆が感じ取れました。全話を観て感じたのが嫌われ役がちゃんと嫌われるような演技をしたからこそ半沢の正義が増して良く見えるんだなとわかりました。なので香川照之、市川猿之助、柄本明などの横柄な態度というのが上手かったからこそ成り立ったんだなとわかったんです。

前作で長きにわたった土下座騒動の香川照之さんも今作品にまたでてきて、半沢と手を組むのか組まないのかと思わせるシーンもあり見所のひとつです。また、市川猿之助さんは顔芸とも言えるような侘びろ詫びろ詫びろと叫ぶシーンは、深刻というよりもみているほうは思わず吹き出してしまうほど威圧がすごいです。死んでもやだねー、おしまいDEATHのth発音と指で首切るジェスチャーつきは、今作品の名言にはいります。
半沢の台詞も倍返しだけではなく、相手を罵る際に、近寄らないでください、あなたからは腐った肉の臭いがするといったような、ワンアクション面白い興味をひくワードをいれてきます。一番のお荷物的な発言でも、不要な経費はおあなただといった具合に例えが絶妙です。今回は政界を相手にするので一筋縄ではいきません。前作で手をやいた監査役の愛之助さんも出演しますが、今回は後半何やら半沢の味方をするかのような発言をするので展開が予測不可能になってきます。香川さん演じる大和田と手を組んだかのようにみえるがその後どうなるかみものです。三人まとめて1000倍反しと、過去最大の倍返しがとびかいます。途中半沢の倍返しの声がかすかに小さくひかえめにいうときもあり、なぜなんだろうと興味をかきたてられるシーンもあり、見所盛りだくさんでｽｶｯとします。

ものすごく見応えのあるストーリーでした。特に後半は相手は会社を超えて国、というスケールアップでの「倍返し」するまでのお話でスッキリする内容でした。前半はセントラル証券に出向した半沢のお話顧客は瀬名社長のいる「東京スパイラル」です。その中でスパイラルの買収を巡るお話ですが最後は暗躍していた東京中央銀行内の裏切り者をあぶり出し、三笠副頭取や伊佐山などとの対決の中で伊佐山に土下座もさせスッキリでした。そして瀬名との固い結束ができ男の友情がカッコいいです。
そして後半は国土交通省、白井亜希子大臣との戦いでした。企業として立ち行かなくなった帝国航空に融資していた500億円に関してその債権放棄の是非をめぐって白井および彼女が雇ったタスクフォースチームのリーダーである乃原との戦いがまた見ものでした。特に乃原は物語最後まで争う事になりますが終始憎たらしい演技をしてくれある意味良かったです。まず白井に関してはとにかく債権放棄をしろと東京中央銀行に詰め寄ってきます。しかし半沢は素晴らしい自力再生案を出し、彼女に対しさすがの切り返しをしてくれました。最終的には社内の裏切り者もあぶり出し、見事に債権放棄の拒否を他銀行とともに成功させめちゃくちゃスッキリしました。そして最後は白井のボスである箕部幹事長との対決ですが、やはりとてつもない化け物でした。捏造の証拠まで用意しここまでするかと半沢も謝罪までさせられ諦めかけた半沢を森山や瀬名、そして花が背中を押してくれたので彼は最後まで戦い抜き、あの箕部を土下座させ逮捕までこぎつけたのは本当にスケール大きくすごいなと思いました。これをドラマのものとだけ受け取らず、自分も大切なのは何か、企業は世の中のために活動するものと意識しながら生きていきたいと思いました。